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2024年2月23日更新!

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年末にうれしいこと二つ (月, 02 1月 2023)
あけましておめでとうございます 〓〓年々、手抜きになる年末年始でございます〓〓無理すると身体に出る年頃である、ということを言い訳に、「ゆっくりボチボチできる範囲で」をモットーに(?)過ごしております。結果、何も片付いていませ〜ん〓 年末、うれしいことが二つ〓一つ目は、昔の生徒さんに偶然会えました! 小2から高1ぐらいまで来てたかな? 東京で就職し結婚して、帰省してお母さんと出かけるところで、数年ぶりに会って言ってくれたことが、「スペースわん」が生き方に大きく影響した、自分の..
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スペースわん通信

生徒さんたちの成長の様子や、

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「レジリエンス」と「らくだ」 通信第20号(通算140号)

集中力と、自力でやり遂げる力

この春、志望校に合格した新高1のA君。

入学前にすでに宿題が出ていました。

早々と済ませていたのに、新学期が始まるやいなや「最悪や〜」と言うA君。

「何が最悪やの?」と聞くと、

数学の宿題が出ていたのに気づかず、提出日の前日になって知ったとのこと。

「スペースわん」に、その手つかずの数学の宿題を持ってきて、

「今からやる」と言ってやり始めました。

24〜26ページほどの問題集が宿題。

「もしかして、答えを丸写しするつもり?」と思いきや、

答えを見ずに自力でやり、答え合わせと間違い直しも自分でやっています。

「スペースわん」でプリントをやることで、このやり方が自然と身についているようです。

1時間半ほど黙々とやり続け、帰る時間になって、

「あとどれぐらい残ってる?」と聞くと、「4ページほど」。

20ページほどをこの時間内にやり上げたわけです。

「あとは家でやる」と言って帰ったA君に、後日「全部できた?」と聞くと、

全部仕上げてちゃんと提出できたとのこと。

その集中力と、時間がなくても手抜きせずに自力でやり遂げる力に感心しました!

何より、「無理だ」とあきらめず、投げ出さない姿勢がいいなあと思いました。 

「レジリエンス」が高まる!? 〜しなやかで、折れない強さ〜

最近、テレビなどで「レジリエンス」という言葉を耳にすることがあります。

Wikipediaによると、

「精神的回復力」「抵抗力」「復元力」「耐久力」などとも訳される心理学用語で、

「脆弱性 」の反対の概念であり、自発的治癒力の意味だそうです。

元々は「ストレス」とともに物理学の用語で、

ストレスは「外力による歪み」を意味し、

レジリエンスはそれに対して「外力による歪みを跳ね返す力」として使われ始め、

精神医学では「極度の不利な状況に直面しても、正常な平衡状態を維持することができる能力」

という定義が用いられることが多いそうです。

テレビでは、けん玉を使って「レジリエンス」の高い低いを検証していました。

それは、けん玉ができるかできないかが問題なのではなく、

困難に直面したときの考え方や気持ちのコントロールの仕方の問題でした。

「やり続けていたら、何とかなるかなと思っていた」と黙々とやり続け、

感情をコ ントロールした人は「レジリエンス」が高く、

「できた・できない」で一喜一憂する人は、感情をコントロールできていなくて、

エネルギーの消費が激しく、消耗し、あきらめの気持ちにつながってしまう、

つまり、「レジリエンス」が低いのだそうです。

「スペースわん」で学んでいる生徒さんを見ていると、

この「レジリエンス」が高まっていくように思えるのです。

「スペースわん」では、「できた・できない」で一喜一憂せず、たんたんとプリン トをやります。

やり続けると、さまざまな困難(=「カベ」)にぶつかります。

ある時は、真っ正面からぶつかり、ある時は、一旦引き下がり、というふうにしながら、

それを、たんたんと越えて行きます。

そうして、

「やり続けていたら何とかなる」「やり続けていたら、いつかできる」を体感していくのです。

A君も、根底にこれがあると思います。

別の記事には、「レジリエンス」とは、

「鋼のような強さ」ではなく、「ヤナギのようにしなやかで決して折れない強さ」であり、

「失敗や挫折をしても、その経験を糧に回復して成長する回復力」とも書かれています。

常日頃「ミスは宝物!」と伝えていることとつながりました。

また、それは、前号に書いた「能動性」とも関連すると思います。

  

誰もが本来「能動的」!

前号で、「自ら考える力」をつけるには、「能動的かどうか」が大きく関わると書きました。

「スペースわん」では、

「勉強しなさい!」とか「プリントをやりなさい!」という言い方はしません。

というよりも、そう言う必要がないほど生徒さんたちは「能動的」にやっています。

どちらかというと、黙々とやり続けている生徒さんに、

「しんどくない?」「休憩してもええよ」「無理したらあかんよ」と言うぐらいです。

A君も、そう声をかけたくなるほど、宿題を集中してやっていました。

私が生徒さんに勉強を「やらせよう」という姿勢だったら、

たぶんこうはならないだろうと思います。

彼らは、プリントを「与えられ」てはいないのです。

どのプリントをやるのがいいのか、判断する基準(時間とミスの数)によって、自ら選ぶからです。

もちろん、家でなかなかプリントがやれなかったりすることはあります。

では、その子は「能動的」にやろうとはしていないのか?

この質問に対する答えは、大人が自分自身のことを振り返れば、すぐわかると思います。

自ら選んで「能動的」にやろうとしたこと、

例えば、「ダイエットする! そのために毎日ウォーキングする!」と決めたとしても、

なかなか毎日できなかったりしませんか?

でも、だからといって、

「ダイエット」 や「ウォーキング」に対して「能動的」でないかというと、そういうわけではない。

「能動的」にやろうとしていることでも、なかなか思う通りできないということは、

大人でもよくあることですね。

この「勉強に対する能動的姿勢」は、幼児さんなら誰もが持っていると思います。

それがいつのまにか、

「勉強は、大人から教えられ、与えられ、やらされるもの」 と思うようになり、

「イヤなもの」「しかたなくやるもの」、つまり「受動的姿勢」になってしまいがち。

そう思い込んでしんどくなっている人には、「そうじゃない学び方があるよ」と伝えたい。

そして、幼児さんや小学校低学年で、まだ勉強をしんどいとは感じていない子どもさんにこそ、

しんどくなる前に、「らくだメソッド」に出会って体験してもらいたい。

そう思いつつ20年続けてきました。

「能動的姿勢」でプリントに向かい、

ミスや時間オーバーで一喜一憂せず「伸びるチャンス!」ととらえ、

たんたんとプリントをやり続けていくなかで、

「ヤナギのようにしなやかな強さ」「失敗や挫折を糧にして成長する力」がついていく、

そのプロセスにこれからも寄り添いたいと思います。