「教室の風景」は、
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生徒さんたちの成長の様子や、
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「スペースわん」には、通信教育の形で学んでいる生徒さんがいます。
過去には、遠く北海道や沖縄、新潟、高知、長野など。
今も、埼玉や東京の生徒さんがいます。
もちろん、近畿圏や大阪府内にもおられます。
郵便でプリントを送り、やったプリントと記録表を送ってもらい、
届いたら電話でお話するという形です。
「らくだメソッド」は、丸つけも間違い直しも記録表の記入も自分でしますから、
一般の通信教育のように、指導者が丸つけや添削をするわけではありません。
ただ、送られてきた、
丸つけ・間違い直し済みのプリントや記録表から浮かび上がるその子(人)の課題を読み取って、
その子(人)にとって必要な提案やアドバイスをする形です。
小3からずっと通信教育で学び続けているAさんは、現在高2の年齢。
学校には、小学校から通っていません。
先日電話でお話しした際に確認すると、
高認(高等学校卒業程度認定試験)に合格したそうです(^ ^)v
Aさんは、授業で教わらずに、どうやって学力を身につけていったのでしょうか?
彼女は、「らくだメソッド」のプリントで算数・数学と国語を学んできたのですが、
他の教科については私はノータッチなので、
「らくだメソッド」、それも算数・数学に絞って見ていきますね。
小3の5月末、小1-1という「+1」ばか り50問のプリントから始め、時間もミスもクリア。
その後しばらくは、時間はオーバーするものの、ミスは3個以内で進みました。
通信生用の記録表を見ると、このころは、お母さんがコメントを書いておられ、
6月には、「淡々とやっています」、
7月には、
「一度、『もういや、やりたくない』と 言ったことがあって、
『どっちでもいいよー』と言ったのですが、その次の日からは淡々とやってました」
と書かれています。
ほぼ毎日やれていて、
多くの生徒さんの前に立ちはだかる引き算筆算の「カベ」も
「順調に」ミスをいっぱい出してクリア!
九九になると、目安時間3分のプリントが最初は13分かかり、
クリアするのに日数がかかるようになりましたが、教わってないのだから、当然のこと。
逆に、教わってなくても、時間はかかるがやり続ければできるようになる、
ということを実感できるわけです。
中2の時には、こんな変化も。
このプリントと記録表が送られてきた時、
思わず私は、「97分も休憩なしでやり続けたの?」と聞きました。
その時、きわめて冷静な感じで「はい」という答えが返ってきた記憶があります。
それにしてもすごい集中力!
このプリントは、めやす12分のプリントで、
この後、翌月の1日に12分台ミス0でクリアしていましたv(^ ^)v
では、わからない時はどうすればいいのでしょう?
小さいころは、お母さんに聞いたりしたこともあったようですが、
基本は、
「わからなかったら、答えを見てもいい。
ただし、答えを見た問題は番号に○をつけて、ミスとして数える」
というやり方です。
こんなふうに。
それが、その後、こうなります(^^)/
答えを見て、「どうしてこうなるのだろう?」と考え、
ある時「そうか!」と理解し、今度は答えを見ずに自分でやってみる、
でも、やってみたら、またわからなくなったり、間違っていたり・・・。
そんなふうに、わからない問題だらけだろうが、ミスがどれだけ出ようが、
時間がどれだけかかろうが、「やり続ければでき るようになる!」を積み重ねてきました。
真ん中の中2-42などは、一旦クリアしても納得いくまでやって、
めやす15分のところ9分ミス0になっていますね(^^)
「クリアする」ことが目的なのではなく、「わかればOK」でもなく、
「できる」ようになるまで、自分が納得いくまで、やる。
「教えてもらう」に重点を置くと、これがおろそかになりがちです。
「まず、自分でやる」、
そして「わからなかったら、解答を見て、どうしてそうなるのか考える」、
さらに「スラスラできるようになるまでやる」。
このやり方を身につければ、
高認であろうが、中学・高校・大学受験であろうが、 資格試験であろうが、
乗り切ることができるはず!
大事なのは、「自分で学ぶ力」です。
「教え過ぎ」は、この「自分で学ぶ力」を奪ってしまうのではないでしょうか。