「教室の風景」は、
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生徒さんたちの成長の様子や、
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「スペースわん」は、26年前の1995年7月に開塾しました。
四半世紀越えたと思うと、ちょっと感慨深いです(^o^)v
教室を始めるにあたり、
指導者は、「らくだ」のプリントを、生徒さんと同じようにやります。
私の場合、1995年3月まで高校教員で、プリントをやる時間がなかなか取れず、
退職した翌月の4月から、横浜の教室の通信生となって、プリントを始めました。
その時の記録表がこれ👇
小1-1という「+1」ばかり50問、
目安3分のプリントから始めました。
小1-2も「+1」ばかりで、問題数が70問になるのですが、
いきなりミスしてますね(^^ゞ
「らくだ」のプリントは、
便宜上「小1-1」というふうに学年がついていますが、
この「学年」は、学校の学年とは別物です。
問題数が多いし、目安時間がかなりキツめなので、
実際の学年よりもかなり難しい。
中学生以上でも多くの生徒さんがつまずくのが、
小2の引き算筆算や、
小4の割り算筆算や分数約分、
小5の通分が必要な分数の足し算引き算、などです。
私も、小4の割り算でミス&時間オーバーに💦
記録表を見ると、クリアしなかったプリントのところに印が。
小4-12(「÷2けた」の割り算)でミス4個になり(ミス3個以内でクリア)、
小4-13で、目安時間12分のところ15分以上かかっています。
その後も、
小4のプリントで「ミス43個」ということもあり
(記録表の連絡欄に「大笑いですわ」と書いてます(^o^)ゞ)、
クリアしないプリントに何度も出会い、
中学のプリントに苦戦し、
月の半分以上プリントをやっていない、という時もありつつ、
通信教育で数学を中3まで、国語を最後までやった後、
自分で数学の高校教材と英語をやっていました。
小1の前の、数字を書く練習のプリントも。
もう20年以上前の話です。
最近久々に、小4-14という「÷2けた」の割り算をやってみました!
すると、目安12分のところ18分台で時間オーバー💦
次の小4-15も16分台で時間オーバー💦
やっぱり、勘が鈍ってますね。
(8/21のブログにプリントの画像載せてます)
でも、4-14より4-15の方が難しいのに、
4-15の方が短い時間でできました。
長い間やってないことで勘が鈍ってはいるものの、
以前中3〜高校レベルまでやった経験があれば、
ちょっとやればその勘はすぐ戻る、
ということでしょうか。
私は、昔、数学は大の苦手で、高校では赤点を取ってました(^^ゞ
そんな私も、大人になってから、
ミスがいっぱい出たり、時間オーバーだったり、
なかなかプリントができなかったり、
といった体験をして、
今は、
中学生や高校生が
「これ、わかりません」「なんでこうなるんですか?」
と聞いてくる数学の問題を、結構楽しんで解いています(^_^)v
以前なら、
「無理!」と思ったり、
「できなかったらどうしよう」と不安だったりしそうな問題も、
「きっとできる!」と思えるのです。
それは、
小1からやって、
クリアしないプリントに出会い、
繰り返しやったり、
間違い直しをやったりしてクリアしてきたことによる
自信だと思います。
なぜ久々にこのプリントをやったかというと、
生徒さんたちに、
「時間オーバーでもいいんだよ」
「私も、いっぱいミスして時間オーバーして、力をつけてきたんだよ〜」と、
身をもって伝えたかったから。
言葉ではなかなか伝わらないことを、
実際にプリントをやって見せることで伝えたかったのです。
「時間オーバーしたらどうしよう」
「ミスいっぱいだったら恥ずかしい」と思ったら、
今さら小4のプリントなどできません。
でも、
「時間オーバーしていい」ということを伝えたいのだから、
気楽にやれ、狙い通り(!?)時間オーバーしました(^^;
そして、
この20数年前の記録表を見せ、
私も昔、
時間もミスもオーバーし何度も繰り返したからこそできるようになったこと、
しばらくやらなかったら勘も鈍ることを伝えました。
ミスや時間オーバーを「ダメなこと」ととらえると、
クリアしないことが許せなかったり、
先に進めたいという気持ちの焦りがあったりして、
クリアしないプリントにきちんと向き合えなくなります。
着実に力をつけていくためには、
ミスがいっぱい出たり、時間オーバーしたりした時に、
必要以上に落ち込まず、
丁寧に間違い直しをしたり、
同じプリントを繰り返したり、
前に戻ったり、といったことが大事!
小1の足し算からきちんと積み上げていけば、
以前できなかったことができるようになる、
そして、
それを実感できれば、自信になる!
そのためにも、まずは、
ミスいっぱい、時間オーバー、といった、「できない体験」をすること。
そうやって、
私が時間オーバーした小4-14のプリントを先日クリアした生徒さんの笑顔は、
とても素敵でした✨
自分の変化が数字ではっきりわかるので、達成感も大きいようです。
「できない」から「できる」へのプロセスが見えるわけですから。
時間が短くなっていくということは、処理能力がつくということ。
それは、算数以外のあらゆることにも、影響するのです。