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年末にうれしいこと二つ (月, 02 1月 2023)
あけましておめでとうございます 〓〓年々、手抜きになる年末年始でございます〓〓無理すると身体に出る年頃である、ということを言い訳に、「ゆっくりボチボチできる範囲で」をモットーに(?)過ごしております。結果、何も片付いていませ〜ん〓 年末、うれしいことが二つ〓一つ目は、昔の生徒さんに偶然会えました! 小2から高1ぐらいまで来てたかな? 東京で就職し結婚して、帰省してお母さんと出かけるところで、数年ぶりに会って言ってくれたことが、「スペースわん」が生き方に大きく影響した、自分の..
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スペースわん通信

生徒さんたちの成長の様子や、

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習慣化のコツ〜学習も健康も、「目標」を見直そう〜

自分を変える「習慣化スキル」

最近、テレビで立て続けに、

通信に書いたばかりの内容に関連する番組を見ました。

まず、NHKの「あさイチ」で放送された、

「運動や食事に節約まで! 自分を変えるための『習慣化スキル』」。

脳科学者の枝川義邦さんが、

「『目標を低く設定する』ことが大事」と話しておられました。

通信第56で、私は、

「目標を決めるより、最低ラインを決める」と書きましたが、

ニュアンスは少し違うものの、共通する部分があると思います。

枝川さんは、次のように話されました。 

 

「習慣化には、ゲームのような要素がすごく重要なんです。

 ゲームって、最初は自分はすごく弱いんですね。

 ですから、

 弱い敵(=低い目標)を探してどんどん倒していって

 経験値を積んでいく。

 だんだん自分が強くなってくると、

 強い敵を倒せるようになってきて、

 徐々に徐々に強くなってくると、

 ラストに出てくる『ラスボス(=高い目標)』のような、

 最初はとてもかなわないような強い敵を、

 いつのまにか倒せるようになっているんですね。

 これが、理想的な習慣化の流れです。

 徐々に徐々に高くしていく。

 最初は低い方がいいですね」

 

運動も勉強も、

習慣化することで力になります。

そのためには、

いきなり高い目標を立てない方がいいということですね。

脳は「やめる理由」を探す

習慣化を始めた頃というのは、

脳はいつも「やめる理由」を探しているそうです。 

目標がいきなり高いと、

「今日は仕事が忙しいから」などと、

脳が「やめる理由」を探してしまうので、

「これならもう余裕でできる」とか

「こんなのはもう目標と言えないんじゃないの?」

というぐらいの低い目標から、

ちょっとずつハードルを高くしていく、

というステップを踏むのがいいとのこと。

この「低い目標」というのが、

私の言う「最低ライン」とほぼ同じです。

そうすれば、

脳は「やめる理由」を探さずに済みますね。

「らくだ」のプリントで、

まず簡単なところから、

そして11枚から始めるのも、

これとつながります。

しんどくなったら、

「最低1行」「最低1問」というふうに、

完璧を目指さずにやる、というのも、同じかもしれません。

運動が大の苦手な私でもウォーキングなどの運動を続けられているのは、

「最低ライン」を決めてやっていることで、

脳が「やめる理由」を探していないからなのでしょう。

世界一!? 楽で長続きする筋トレ

TBS系の「健康カプセル! ゲンキの時間」という番組では、

「生活をちょっと変えるだけ! 無理なくやせるダイエット」という内容で、

同様のことが語られました。

「目標を立てることが、そもそもの失の始まり」で、

「目標を立てると、効果が大きい方法を選びがち。

 すると、ストレスで挫折する可能性が高くなり、

 リバウンドの原因になる」

というのです。

そして、なかやまきんに君が、

「世界一!? 楽で長続きする筋トレ」を紹介していました。

それは、「世界一!? 楽なスクワット」。

足は肩幅、胸を張る、軽くひざ曲げ、これだけの浅いスクワットで、

まずは101セットからスタートします。

きんに君は、

 

「これを運動の入り口としてもらって、まずは継続ですね。

 例えば、

 一日10回でも、1ヶ月やれば300回、

 1年経ったら3650回じゃないですか。

 0と比べると全然違う。 

 今みたいに、やってみて楽だったら、 

 自ら、2030回と増やしていけるじゃないですか。

 僕はそれを『筋肉の扉』と呼んでるんです。

 『筋肉の扉』は、

 人から言われて開くのではなくて、

 自らの筋肉で開くということです」

 

と言っていましたが、これはとても大事なことだと思います。

0」と「10」や「1」では全く違うし、

0.1」でも「0.001」でも積み重ねれば少しずつ増えていきます。

でも、

0」はいつまでたっても「0」なのです。

また、

「人から言われて」ではなく「自ら」というのも大事ですね。

楽なところから始めるからこそ、

自分から「もう少しやってみよう」という気になるわけです。

プリントも同じで、

1問ずつや1行ずつでも、全くやらないよりはずっといいし、

少しずつでもやれば慣れてきて自信もつき、

生徒さん自ら量を増やしていくのです。

できない時、どうする?

ウォーキングなどでは、雨の時できなかったりもします。

「あさイチ」では、そういう時は、

 

「歩くというのは、

 体を動かして軽い運動をするのが目的。

 同じ目的であれば、

 家の中で体を動かすゲームや階段を上り下りするとか、

 その程度でも目的が達成できる。

 極端な話、着替えて玄関まで行って靴を履く。

 そのあと、

 散歩しているのをイメージする。

 それだけでも十分、習慣化のサイクルを続ける力になる」

「どうしても行動できない時は、

 『できない理由』を口に出す。

 習慣化の途中というのは、

 まだ習慣化されていないので、

 脳が『逃げ出したい』と考えやすい。

 だから、できない時は、

 『今日はいつもじゃなくて特別な日なんだ』

 というふうに意識できるといい。

 『今日は雨なので仕方なく休んでます』とか、

 『家でゲームやトレーニングをしてる』とか、

 あえて口に出すと、脳が納得しやすい」

 

いうのが「習慣化のコツ」とのこと。 

これも、通信第56に書いた、

できない時の「最低ライン」を階段の昇り降りにしたり、

「今日はしない」と決めたりするのと同じですね。

27年間「スペースわん」を続けてきて、

やれなかったり、少ししかできなかったり、

お休みしたりすることがあっても、

投げ出さずにプリントをやり続けてきた生徒さんたちの力は

すごいと痛感しています。

「できない自分」も受け入れて、

「じゃあ、どうする?」を自分で考え、

カベを自分で乗り越えていく、

そういう練習を、

プリントを通してやっているのだなあと思うのです。 

実は、以前にも似た内容を、

通信第34「小さな習慣」が積み重なったら)に書いていますので、

そちらもご覧ください(ホームページの「通信バックナンバー」からどうぞ)。