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通信生としてプリントをやっているのですが、
10月から11月にかけて、
パタッとプリントができなくなっていました。
やったプリントを封筒に入れたのに、
しんどい時が多くて投函できないままになっているとのことで、
11月のはじめに、お母さんと一緒に相談に来られました。
気候の関係で体調がすぐれないようで、
お休みするかどうかを考えてもらうことになったのですが、
11月半ばに、
「プリント、したいけど、
毎日するのが難しいから、
簡単なところにもどりたい」
という連絡が来ました。
「ポジティブ思考で!!」という言葉を添えて。
送れないままになっていたプリントと記録表を見ると、
10月前半かなり頑張っていたので、
頑張り過ぎてしんどくなったというのもあるかもしれません。
算数も国語も、簡単なプリントにもどってやってみた11月後半、
算数・国語両方とも毎日やれて、
返送日も守って送られてきました!
そのことを、
「今回は、約束 通りの日に送れました!!! めっちゃ嬉しいです」
「守れたことが嬉しかったです!」
と書いてくれています。
まずは、
「決めたことを守れた!」という気持ちが、
次のステップにつながるように思います。
送られてきたプリントにはその時々の気持ちが書かれていて、
しんどい中、自分なりにどのようにしたらやれるか考え、
試行錯誤しながらやったことがうかがえました。
例えば、
久しぶりにやった日の算数のプリントには、
「久しぶりにして、何かきんちょうした気持ちになった」
と書かれていました。
その後数日間やれなかったのですが、
簡単なところにもどった初日のプリントには
「1回タイマーをしないでプリントをしてみます」、
次の日のプリントには
「タイマーしない方が、
気持ち的にやりやすいのかな?って思ってます」
とありました。
時間を計らないでやることで、
ハードルを下げて、
「やれない」を「やる」に変えようとしていることが感じられます。
また、
数日後の算数のプリントには、
「最初は国語からして、
心をだましてから、算数にうつっています。
やっぱり算数より国語の方が自分的には楽なので、
国語をしてから、気をまぎらわせて算数をしてます」
とあり、国語のプリントに、
と書かれていました!
「今の自分がどうしたらやれるか」をいろいろやってみて、
やれそうな方法を探って見つけた結果、
続けられているのですね。
「しんどくてやれない」→「やれなくてしんどい」、
「やったプリントも投函できない」
「返送日を守れなかった💦」・・・ 、
そういう状態をどうにかしようともがき、
「簡単なところに戻る」という判断をしたことで、
「ここならやれる!」→「やれた!」
「返送日も守れた!」と、
気持ちがプラスの方向に向かったようです。
通信生の記録表には、
プリントをやらなかった日数を書く欄があるのですが、
返送日がズレると、それを数えにくくなります。
そのことを私から彼女に言ったことはないのですが、
彼女自身がそれに気づき、
こう書いています。
通信生は、
基本、月2回の返送日を設けていますので、
14〜15日のうち何日やれなかったかを書くことになりますが、
返送日を守らないと、
それをどう数えたらいいかわからなくなるわけです。
なので、
「いつもややこしいですよね💦
これからは 約束日を守ります。
そしたら、計算に困らないですね」
と書いているのです。
まず、基本のやり方を忠実に守ってやろうとし、
それがうまくいかず、自分自身が困ったからこそ気づいたことであり、
それは、
人に言われたことよりも強く自分の心に刻まれるのだと思います。
ところが、
彼女にプリントを送った後、
「送ってほしいプリントの番号を、間違って飛ばして書いてしまった💦」
という連絡が来ました。
やったプリントと記録表が届いたら、私から電話をして、
記録表に書かれた送るプリントの番号の確認をするのですが、
その時のやりとりでは、彼女は、
前に送られたプリントの続きが手元にあると思っていたようです。
「せっかく毎日プリント楽しくできてたのに、
いきなり難しくなるからできないのが本当に悲しい」
「なんかすごく悔しい。
計算をできるための計算ができないので、
めっちゃショックを受けてます。
楽しく頑張ってる時に限って、
こういう私が犯したトラブルが起こるんですよね。
マイナス気分です」
と落ち込んでいました。
しかし、その後、
「今、頑張って元気を出しています」
「プリントを取りに行っても大丈夫ですか?」
との連絡が来ました!
うまくいかないことはいっぱい起きます。
大事なのは、
それをどう立て直すかということ。
頑張ってできていることだけを見ていては、
立て直す練習はできません。
困ったり、うまくいかなかったりする時こそ、
立て直す練習ができるチャンスなのです。