「教室の風景」は、
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生徒さんたちの成長の様子や、
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新年度が始まりましたね。
新しい学年、新しい学校、新しい生活を、
生徒さんたちはさまざまな気持ちで迎えていることと思います。
新高1生は、高校入試を乗り越えての新しい生活。
でも、「スペースわん」での様子は、これまでとあまり変わりません。
ただ、私立・公立高校の入試と合格発表が終わった後の春休み、
驚いたことやうれしいこと、感心したことがいろいろありました。
昨年の秋、小5から通ってきていた中3生が、
「家から近い塾に転塾する」とのことで休会しました。
10月末のことです。
その時やりとりしたメールに、私は、次のように書きました。
「コツコツと丁寧にやれる〇〇ちゃん、
でも、受験となると、時間との闘いにもなります。
基本は、ここでやったように、
『自分で問題を解き、答えあわせ・間違い直しをする』ですが、
塾が近くなれば行き帰りの時間も短縮されますし、
限りある時間を有効に使って勉強するやり方を身につけられたら、
もっと伸びると思いますよ!
新しい塾で、そんなヒントが得られたらいいですね。
あなたが今まで以上に力を伸ばすことを祈ってます!」
他市から電車で通ってきていたので、
受験前にその時間はもったいないと思ったし、
新しい塾で、新しい刺激がもらえるのはいいことだと思ったからです。
その子が、私立専願で志望校に合格し、
春休みにお母さんと一緒にあいさつに来てくれたのですが、
そこで初めて知った驚きの事実!
実は転塾先で入塾を断られていたのです。
「スペースわん」にはいわゆる「入塾テスト」はありません。
入塾の条件は、
「本人の意志」と、「らくだメソッド」のプリントをやる、
ということのみ。
ところが、
転塾予定の塾には入塾テストがあり、
そのテストを受けたら、
「今の時期から、この成績では引き受けられない」
と断られたそうなのです。
志望校に合格した報告は受けていたので知っていたのですが、
このことは知らず、
てっきり、新しい塾の指導の下で、
新しい刺激を受けて力を伸ばして合格したのだと思っていた私はびっくり!
結局、
新しい塾には行かず、自分で勉強して合格したとのこと。
しかも、
その塾で「合格は無理」と言われたコースよりも
難しいコースに合格したのです!
自分の力で、入塾を断った塾の判断を覆(くつがえ)したわけですね!
すごい!!
お母さん曰く、
「ここで、自分で勉強するということを身につけてきたからできた」と。
4年ほど前の入会時には、
「自分から勉強するということをほとんどしない」
とのことだったので、すごい進歩です!
なかなかプリントができない時期もありましたが、
受験を目前にして入塾を断られるという追い込まれた事態にめげることなく、
逆にバネにしたのだろうし、
私がメールに書いた
「自分で問題を解き、答えあわせ・間違い直しをする」を、
彼女はきちんと実行したのだろうと思います。
春休みのある日、
入試を終えた新高1生がたまたま3人いて、
3人とも高校の春休みの宿題をもくもくとやっていました。
公立高校の合格発表の日に
「こんなに宿題が出た〜💦」と言っていた生徒さんは、
1週間ほど後に「全部終わりました〜!」と言って、
「らくだメソッド」の高校数学教材を宿題に持って帰りました。
また、
英語で苦手な問題があるからと、
苦手な問題が載っている高校入試の問題集を自分で選んでやっています。
公立高校の受験が終わり合格発表までの間にすでに高校数学教材を始め、
どんどん進めている生徒さんも、
高校の宿題をもくもくとやっていました。
二人とも、4月も通ってきています。
公立高校の物品販売の帰りにスペースわんに来た生徒さんは、
この日渡された宿題をすぐにどんどんやり進め、
わからない問題を質問に来ました。
4月は、新しい環境に慣れるためにお休みし、
5月からまた来るとのこと。
支援学校に通うことになった生徒さんは、
中学卒業前からすでに今まで通り来ることを決めていて、
難しいプリントを、「これは卒業したらやる!」と言っていました。
スペースわんでの学びが、
「受験のため」「合格するため」だけではないということが、
生徒さんたちに伝わっているのなら、うれしい💕
そして、
高校の宿題や中学の復習や「らくだ」のプリントを、
主体的にやっている姿に感心👏
みんな、
自分の意志で、自分で考え、自分で決めてやっているのです。
前述の、秋から休会した生徒さんのように、
うちに通い続けなくても、自分で学べたらそれもOKです。
大事なのは、
学ぶ場所がどこであれ、
受け身にならずに主体的に学ぶ姿勢が身についているかどうか、
だと思います。
ただそれは、
基礎がきちんとできていないと難しい。
自分で主体的にやろうと思っても、
基礎ができていないと、
しんど過ぎてイヤになる可能性が高いからです。
先日、
元生徒さんの保護者さんから、
うれしいお言葉をいただきました。
現在高校生のお兄ちゃんと、
今年、志望する高校に合格した妹さん。
二人とも3年ほど前(コロナで休校措置や緊急事態宣言があった年)まで、
スペースわんで「らくだメソッド」のプリントをやっていました。
その二人が、
「らくだメソッドが効いてる」という話をしていたそうです。
計算ミスが減り、計算が早くなったとのこと。
「実感として今も残っているなんてすごいなぁーと思い、驚きました」
とお母さん。
「らくだメソッド」は、
プリントをし、自分で丸つけ・間違い直しをすることで、
計算が早くなるなど学力の基礎を確実につけるとともに、
自分で学ぶやり方の基礎を身につけ、
主体的に学ぶ姿勢を下支えします。
また、
ミスがたくさん出ていっぱい間違い直しをしたり、
なかなかクリアできないという経験をしたりすることで、
少々の困難にもめげない強さ、
失敗や挫折をしても、その経験を糧に回復して成長する回復力=「レジリエンス」(通信第20号参照)も
高まるのだと思うのです。