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年末にうれしいこと二つ (月, 02 1月 2023)
あけましておめでとうございます 〓〓年々、手抜きになる年末年始でございます〓〓無理すると身体に出る年頃である、ということを言い訳に、「ゆっくりボチボチできる範囲で」をモットーに(?)過ごしております。結果、何も片付いていませ〜ん〓 年末、うれしいことが二つ〓一つ目は、昔の生徒さんに偶然会えました! 小2から高1ぐらいまで来てたかな? 東京で就職し結婚して、帰省してお母さんと出かけるところで、数年ぶりに会って言ってくれたことが、「スペースわん」が生き方に大きく影響した、自分の..
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スペースわん通信

生徒さんたちの成長の様子や、

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自分で判断・選択するには?

入会前は、「算数キライ」

今年の4月に発行した通信第63号に、

高校受験を乗り越えた生徒さんたちのことを書きました。

高校生ともなると、部活が忙しくて帰宅が遅くなる子もいますが、

それぞれの形でプリントを続けています。

Aさんは、塾に来るのが遅くなった日は、

家でやるプリントを持ち帰るだけにしたり、

日を変更したりして、

通塾を続けています。

帰宅がかなり遅くなってしまうBさんは、

通塾している妹さんに、

やったプリントと、欲しいプリントの番号と枚数を書いたメモを託して、

「半通信生」のような形で続けています。

Cさんは、2週間に1回のペースで通塾し、

家で毎日プリントをやり続けています。

高校に慣れるためにしばらくお休みしていたDさんからは、

先日、再開したいとの電話をもらい、

まずは話しに来てくれました。

まだ高1ですが、

卒業後の進路を見据えての話でした。

通信第63号に書いた、

転塾先に入会を断られ、自分で勉強して受験を乗り越えたEさんは、

今はスペースわんには来ていませんが、

あの体験が支えになるのではないかと思っています。

彼らの入会時の学年は、

1人が小3で、他4人は小5でした。

この5人が、昨年高校受験を乗り越えたのです。

どの生徒さんにも、

入会前、初めてお会いした時には、

「答えたくないことは答えなくていい」

と先に告げてから、

好きな教科やキライな教科を聞いたり、

いくつか質問をします。

その時の私のメモを見返してみると、

この5人のうち4人が「算数キライ」と書いていました( ̄▽ ̄;)

もう1人は、

「足し算・引き算・割り算は好きだけど、かけ算がキライ」

と答えていました。

算数がキライと答えた子に、

何年生ぐらいからキライになったか聞くと、

小学校低学年からキライになった子が多く、

はっきりと「2年から」とか「3けたの引き算から」

と答えた子もいます。

今、改めて数学が好きかどうかを聞いてはいませんが、

難しい高校数学のプリントに取り組んでいたり、

戻って復習したりしながらプリントを毎日着実にやっていたり、

高校の数学をそれほど難しいと感じていなかったり、

というふうに、

「好きキライ」をも乗り越えている感じがします。

泣いたり、イヤになったり

「らくだメソッド」は、

「楽なところから始め、毎日プリントをやる」

「丸つけと間違い直しを自分でやって記録表に記入する」

が基本なのですが、

彼らがそれを最初からできたわけでも、

ずっとやり続けられたわけでも、

スッとクリアして進んだわけでもありません。

ミスがいっぱい出て大泣きしたり、

1枚全部をやるのがしんどくて分けてやったり、

先に進んでしんどくて戻ったり、

できない日が続いてやるのがイヤになったり、

そんな体験を積み重ねてきたのです。

毎日できない子には、

「どうしたら毎日やれるか」を本人に聞き、

わからなければ私から具体的な提案をして、

いろいろと試行錯誤してもらいます。

丸つけや間違い直しができない子は、

忘れるのか、

やりたくないのか、

やるのがしんどいのか、

ミスする自分を見たくないのか、

単純にミスを見落としてしまうのか、

そのあたりを見極めて、

どうアドバイスやお手伝いをしたらいいか考えます。

その時々によっても違いますから、

「今、この子はどうなのか」を常に確認しながらです。

「ミスいっぱいや時間オーバーを、『よかったね!』と伝える」

「できなくても責めない」

「できるようになるためのお手伝いはいくらでもする」

「比較や評価をしない」

「本人の意志を確認しつつ進める」

といったことを意識して、

否定したり追い詰めたり焦らせたりしないようにしました。

ミスがたくさん出たり時間がかかったりしたプリントや、

プリントができなくて真っ白いままのプリントや記録表を

隠さずそのまま見せることができたり、

感情を隠さず大泣きしたりすると、

私は安心します。

まずは「できない自分」を安心して出せることが大事で、

それが第一歩だと思っているからです。

自分で判断し、選択する力

前述の高校生は、

高校の授業との兼ね合いで、

自分にとって今必要なプリントを選んだり、

わからない問題について質問したりしてきます。

また、

忙しい中、どう「スペースわん」を使うかも、

自分で考え自分で決めています。

もちろん人に相談して決めるのもOK!

人に言われるがまま受け身なのではなく、

主体的だ、ということです。

来年高校受験を迎える生徒さんたちも、

「自分はこれが苦手だから、この単元のプリントをやる」

とか、

「この問題集を貸してほしい(教室に置いてある本や問題集などは貸し出しできます)」

とか、

「今やっている所はしんどいから、ここに戻りたい」

というふうに、

自分にとって今必要なことを自分で判断して選んでやっています。

今の自分にとって何が必要か、

どうすることが自分にプラスになるかを自分で判断し、

やるべきことを自分で選択することができる力こそ、

「自分で学ぶ力」だと思います。

その力をつけるには、

自分が今何ができて何ができないのかを把握し、

できないことをできるようにするために試行錯誤し、

自分で判断したり選択したりする練習が必要です。

「らくだ」のプリントは、その練習をしているのです。

ただ、

「らくだ」は、

自分で好きなように判断したり選んだりするわけではありません。

ミスの数と目安時間という判断基準があり、

プリントをやる順番も決まっています。

基準があるから、できる・できないがわかるのです。

矛盾するように思われるかもしれませんが、

自分で判断し選択できるようになったのは、

このやり方を守って(できなくてもやろうとして)きたからです。

みんな、小1の簡単なところから、

ミスの数と目安時間によるクリアの条件を満たしたら次に進み、

クリアしなかったら戻るか繰り返してきました。

もちろんケースバイケースで、

少々時間オーバーしても先に進むことはありますが、

「しんどくなったら戻ろうね」と約束して進んでいます。

つまり、

プリントを1枚やるたびに、

クリアの基準に従って、

進むか戻るか繰り返すかを判断していることになります。

持って帰るプリントも、

どれを何枚?と私が毎回聞きますから、

それを自分で決めなければなりません。

そうやって「判断と選択」の練習を積み重ねたからこそ、

今、様々なことを自分で判断し選択できるのでしょう。

まずは、

「らくだ」の基礎・基本のやり方を守ることが、

力をつける秘訣ですね。